HOME > CR接着修復法(コンボジットレジン) > 抜けた前歯をつくる

抜けた前歯をつくる(直接CR接着ブリッジ法)

(症例1)両隣の歯にCRを築盛して歯をつくる

両隣の歯にCRを築盛して歯をつくる

患者さん 52歳 女性 下の前歯が1本抜けてしまっています。
治療概要 両隣の歯に接着処理をおこない、口の中でCRを築盛して歯を一本作りました。
※CR:コンポジットレジン
治療回数 1~2回 (修正を含む)

(症例2)インプラントや保険の接着ブリッジの代わりに

インプラントや保険の接着ブリッジの代わりに

患者さん 32歳 女性。右上2番の歯が先天欠損。
保険の接着ブリッジがとれて、人工の歯を接着剤で仮付けしインプラントを勧められていました。両隣りの歯の位置からインプラントも難しいことが分かり、審美的にも満足できず悩んでいました。
治療経過 人工歯を除去したところ(写真中央)。両隣りの歯は健全な状態です。
治療内容 コンポジットレジンで歯を作りました。
治療回数 1回 60分

直接CR接着ブリッジ法のしくみ

直接CR接着ブリッジ法のしくみ

抜けた歯の両端の歯に接着処置をし、片側にコンポジットレジンを築盛して歯をつくり、もう片側に接着します。形を整えて研磨して仕上げます。

他の治療法との比較

このような抜けた前歯をつくる方法として、この直接CR接着ブリッジ法以外には、通常のブリッジ治療やインプラント、入れ歯などがあります。それぞれの治療法について、当院の直接CR接着ブリッジ法と比べてみてください。

通常のブリッジ治療との比較

通常のブリッジ治療との比較

通常のブリッジ治療は、抜けた歯の両隣の歯を支台にして橋を架けるように人工歯を補う方法です。両隣の歯と一体の連結冠(ブリッジ)を作って抜けた部分の人工歯を支えますが、両隣の健康な歯を大きく削らなければならないという難点があります。

これに対し、直接CR接着ブリッジ法では、健康な歯をほとんど削らずに両隣の歯の側面に接着して歯のない部分に歯を作ることができます。

保険の「接着ブリッジ」との違い

名前が似ているため混同されることがありますが、当院の「直接CR接着ブリッジ法」と保険の「接着ブリッジ」は全く別の治療法です。保険の接着ブリッジは、通常のブリッジが両隣の歯を削るところを、歯を削らず裏側に金属で接着してブリッジにする方法ですが、取れやすいことが欠点です。当院の直接CR接着ブリッジ法は、金属は使用せず、直接コンポジットレジンを築盛して歯を作りますので、簡単にとれることはありません。

インプラント治療との比較

インプラント治療との比較

インプラントとは、抜けた歯の部分に金属の人工歯根(インプラント)を埋入し、その上にセラミックの人工歯を被せる治療です。人工歯根を顎骨に埋め込みますので強度がありますが、手術等の負担があり、高額になること(当院の場合40万円/税別)、治療期間が長くなることなどの理由でためらわれる方がいらっしゃいます。これに対し、直接CR接着ブリッジ法では、手術などの負担がなく短期間で歯を作ることができます。

入れ歯(部分床義歯)との比較

入れ歯は、違和感を大きく感じる場合もあり、審美的にも年齢的にも抵抗感をもつ方もいらっしゃいます。当院の直接CR接着ブリッジ法は、隣の歯にしっかり接着し、見た目も本当の歯と区別がつかないものになります。

抜けた前歯修復の治療の目安

CR接着修復法は保険治療の制約外の手法であり、また治療技術も特別なテクニックとなるため、自費診療でおこなっています。

抜けた前歯をつくる修復の治療(1本分)

治療費(自費) 110,000円(税込)・・・一般的なケースの場合
※奥歯で噛むことのできない方の場合は、前歯に負担が大きくかかるため、奥歯の治療を同時におこなう必要があります。
通院回数/治療時間 2回(診察(保険)1回/治療(自費)1回)
副作用・リスク 接着修復した部分が、とれたりかけてしまうことがありますが、何度でもつけ直すことができます。

その他の症例を見る

CR接着修復法とは